建築工事のビスケットって何ですの?

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2025.12.22

建築工事のビスケットって何ですの?

工場では大工棟梁のたっちゃんが作業中

この『ビスケット』と呼ばれる

建築部材を使用し

いつもとはちょっと

変わった工法で

棚を作っているのです!

通常、棚を1枚ずつ成型する時は

大きな1枚の板から大きさを

カットして造作していきます。

棚板用に加工される集成材は

通常、約4m×0.6mの大きさで

棚の大きさにもよりますが

小さい棚であればこの1枚の集成材から

10枚程度の棚板に切り分ける事が可能です

しかし、今回は余っている

ハンパの棚板同士をつなぎ合わせ

1枚の棚板をつくりあげる事で

コスト削減にもつながります。

(お客さまも了承済み)

そして、ここで大切なのは

継いだことがわからないぐらい

綺麗に仕上がるのか?ということ。

いくらコスト削減のために

余っている在庫を使用しても

つぎはぎがわかるような

仕上がりではなんの意味もありません。

というわけで実際に作業しているところを

写真で納めてきました

まずはこの状態の板を2枚繋ぎ合わせ

目印となる墨を出します。

そして目印となるところに

ビスケット用の切り込みを入れ

ボンドと共にこの子たちを差し込んでいきます。

あとはガッチリ固定して

木材同士が接合するのを待てば…

美しすぎる1枚の棚に大変身…!

元々が集成材のため

ぱっと見だとどこが接合した場所なのか

全くわかりません。

よ~く見てもわかりません。

職人の技術が光ります!

使えないものを大切に再利用し

使えるものへのしっかりと昇華させる。

ものづくりの本質を

垣間見ることができた瞬間でした。

そんな頼もしい職人さん達がいるのも

shiro’sの自慢すべきところです!!

本日もブログをお読みいただき

ありがとうございました!

なかだ

 

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