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注文住宅で9割の人が知らない
成功する家づくりのコツが学べる
提坂工務店三代目(候補)ブログ
のなかだです!コンニチワ!
日曜日のお昼過ぎ
とある建売メーカーから
電話がかかってきました。
「下請けに出したりできる物件はありますか?」
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“ほしいのは自分の『好き』が
詰まった自己満足の場所”
確かな技術と豊富な知識で、
たのしく堅実なおうちづくりをご案内
静岡県島田市で創業58年を超える
提坂工務店-さげさかこうむてん-
三代目(候補)のブログです。
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2024/04/16 #379号
ここでいう
『下請けに出す』という事は
自分達が請けた建築工事を
別会社に施工してもらう
ということです。
例えば、
Aさん(お客様)と堤坂工務店が
新築の契約をしたとして
その後、堤坂工務店は
A様邸の新築工事を
C社に施工委託する(下請けに出す)
というようなイメージ
つまり、A様(お客様)は
堤坂工務店と契約したので
当然、堤坂工務店がお家を建てる
と思っていても
実際にお家を建てるのは
全然違う会社(C社)である
という事です。
これってちょっと話が違うどころか
そんなのあり?!って
裏切られた感がありますよね。
実は、あまり知られていませんが
基本的に大手ハウスメーカーほど
建売業者や地元工務店に
下請けで仕事を委託しています。
それはそういうもんです。
と言われてしまったら
それまでかもしれませんが…。
ここまでお話しすると
下請け=悪
のように思えてしまいますが
そうではありません。
厳密に言えばうちだって
工事を下請けに出しています。
でもそれは、
水道工事
電気工事
基礎工事など
各工事をいつも一緒にやっている
その道のプロにお願いしているのであって
新築工事をまるっと一式
別会社へ委託するなんてことは
まずありえません。
結局のところ、
本来であれば
1.住宅会社
↓
2.各専門業者
↓
新築完成
で終わるところを
1.住宅会社
↓
2.下請(建売会社や地元工務店)
↓
3.各専門業者
↓
新築完成
になってしまうので、
普通に考えれば関係者が増える分
費用はかさんでいきます。
仮に費用がかさまないように
無理矢理「安くやれ!!」
と下請けに出した場合
何が起こり得るでしょうか?
材料は指定のもので
金額を落とせなかった場合、
職人さん達を低賃金で
長時間働かせることで
利益を残すほかありません。
下請け業者だって
ただで仕事をするわけでは
ありませんからね。
そうなると、
当然いい建物は
できません。
職人さんからみたら
誰が住むかもわからないけど
とりあえず建てないといけない家
お客さんからしたら
顔も知らない人たちが
とりあえず建ててる家
自分がこれから何千万円と
ローンを背負っていく大切な場所が
そんな風に出来ていたら嫌じゃないですか?
だから堤坂工務店では自社物件を
まるっと一式下請けに出すことも
ないですし、
お客様・職人さん達
双方にお互いの顔を知ってもらって
「「一緒にお家を建てるんだ!」」
という気持ちになってもらいたい。
という想いから、工事前には
顔合わせ会議も必ず行います。
住まい手も作り手も
どちらかの一方通行だけじゃ
けっしていいお家は建たない、
みんな一緒に手を取り合って
心のかよう家づくりを
しないといけない!
という会長時代からのポリシーを
フツフツを心に再燃焼させたのでした。
本日も読んでいただき
ありがとうございます!
それでは皆さん、また明日!