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島田市・藤枝市・焼津市で注文住宅を建てようとしている方へ
木の家で失敗したくない方に提坂工務店がこだわる木材の話をします。
生まれ育った地元で家を建てる時、故郷の木材を使って家を建てることで、なんともいえない安心感を感じる方も多いのではないでしょうか・・・
外国産の木材よりも丈夫な国産の木材を、せっかく国産の木材を使うなら地元のものを、と思いますよね。
実はそういった地元愛だけではなく、木材を地産地消することはとても理にかなっていると思っています。
「コシヒカリ」比較的どこの地域でも生産されている品種のお米ですが、生産された土地の水で炊いた方が一番美味しく食べられるそうです。
その土地でお米が育ち、そのお米を育てた水を使うことで両者が馴染むといった具合でしょうか。
建築にも同じことが当てはまるのではないでしょうか。私は静岡県島田市で大工の家で生まれ育ち、地元で工務店を経営し、地域の方々に家をつくることを生業としています。この土地の風土にあったお家を建てるには、この土地で育った木を使うことがやはり適しています。地域の方々にとって、最も居心地の良い、肌に馴染む家になります。
私は地元の自然に恵まれ、元気いっぱいに過ごさせていただいています!現在も生まれ育った島田市に家族と共に暮らしています。もちろん地元の大井川流域で育った木でできた家に住み、この地域で採れたお米や野菜を食べています。これは私を元気にさせてくれている要因だと考えています。このように自分の地域で育てられた木に囲まれ、その地域で育てられた食材を食べることは、その人の「健康」につながります。
きっと人を一番心地の良い健康な状態にしてくれるのは地産地消かもしれません。飲んでいる水、食べている野菜・牛・豚の飲んでいる水、自分を囲む家の木材を育てた水が一緒ということがその秘訣なのでしょう。
生産された木は、その地域で使われることで最大のポテンシャルを発揮できます。言い換えると、木はその地域でこそ一番丈夫な状態を保てます。
例えば東北地方などの冬が長く雪深く、春と夏が短い風土で育った木は、成長がとてもゆっくりになります。そのため何百年と経っている古い木が多くあります。これらの木は東北地方で使えば、自然と乾燥が進み、問題ありません。しかし、もしこれらの木を暑い地方で使ってしまうと、急激な温度・湿度の変化により、反りや割れが生じやすくなります。
木は伐採されても生き続けており、人と同じように反応します。人も歳を重ねることで、貫禄が出てきてその人の魅力が増しますよね。また、急に気候の異なる地域に行くと体調を崩してしまいますよね。木も全く同じで、育った地域の気候と全く違う地域に行くと、たとえ伐採された後でも同じように不具合が生じることになります。実は昔から先人たちはこれを経験から知っており、その土地の木を家に用いることは当たり前のことでした。現代では、輸送の技術が発達し、質よりもコストを重視しすぎているあまり、このような先人たちの知恵を無視していることも多いです。
地産地消こそ、その木のポテンシャルは発揮されます。木材の地産地消は意味がないと考える方もいらっしゃいますが、やはりその地域で育った木を用いることが一番でしょう。
その想いから当社は静岡県産材、主に大井川流域産材の杉・檜を土台や柱などの構造材に使用しております。
床板も大井川流域産材の杉もしくは檜をお勧めしております。
育った環境が同じ自然素材に囲まれたお家はとっても気持ちの良い空間になります。
今回は、木材の地産地消についてお伝えしました。
木の家や、家づくりのことなら、島田市・藤枝市・焼津市などで注文住宅をご提供している提坂工務店までお気軽にご相談ください。