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【コラム】地元の大井川流域で育った「檜」と「杉」を弊社がおすすめする理由

島田市・藤枝市・焼津市で注文住宅を建てようとしている方へ

木の家で失敗したくない方に提坂工務店がこだわる木材の話をします。

国産材の木材代表格である檜(ひのき)と杉の特徴についてご説明いたします。

 

大井川流域の杉・檜、天竜川流域の杉檜などは、静岡県でも山奥の人口の少ない場所で育てられています。

人工的に早く育てようと調整されることもなく育っているため、非常に丈夫な木に成長します。また、気候的にも非常に安定している場所のため、木が寒かったり暑かったりして踏ん張って育つこともありません。

このように育つと木材として非常に素直で扱いやすい建材となります。

 

檜は建材としても、快適な暮らしにも適している

 

檜は昔から日本人に最も好まれている木材ではないでしょうか。

日本書紀に「檜は宮殿をつくるのに最も適している」と書かれているそうで、昔から檜の特性は好まれていました。

檜は見た目としても木肌が白くて高級感がありながら、非常に丈夫で防虫効果も高いため、土台や構造材に使われることも多いです。

また、水や湿気に強く「檜風呂」というものもなじみ深いのではないでしょうか。

抗菌作用があるため、まな板などにも使用されており、非常に日本人の生活に豊かさをもたらしている木材といえるでしょう。

世界最古の木造建築である奈良の法隆寺も、檜で建造されています。

1300年以上も雨風にさらされながら耐え抜くことができたのも、檜のもつ防虫、水に強い、丈夫という特性が1つの要因と言っても良いでしょう。

檜の香りは人間にとってはとてもリラックス効果の高いものです。

何百年とたっている檜でも削るとその香りが蘇ります。

フィトンチッド(微生物の活動を抑制する樹木などが発散する成分で殺菌効果、癒し効果があるとされている)の含有量が高いこともあり、「檜の家に住んだらゆっくり眠れるようになった」という声もよく聞きます。

檜だからといって、必ず質の良いものではなく質の悪いものも中にはあるため、育った場所には拘った方が良いです。

日本国内で言えば、本州(北は栃木・福島県あたりまで)、四国と九州の一部にしか生えていません。

杉などと比べると育ちが遅くなっています。また南の方でも暖かい気候のため水分が多くなってしまい良い檜は育ちません。

育ちが遅くどっしりと目の詰まった檜は、重さにも強く構造剤に適しています。

人間の手で加工しやすいという特徴もあります。

このように良いこと尽くしの建材のため、総檜造の家に憧れがある方も少なくありません。

しかし、檜は値段が張るのも事実です。

弊社では、それぞれの木材の良さを活かしながら、檜と杉、松などを使い分けることで、快適で予算も考慮した住宅を建てています。

 

 

杉はやわらかさ、暖かみに優れている

 

杉は、やわらかく粘り気もありとても扱いやすい木になります。

日本中いたるところで育てられており、安価で建材として広く出回っているものになります。

日本は資源のない国であったこともあり、育つのが早い杉は日本中でたくさん植えられたのです。

また、杉は比較的虫に強いため育てやすいということもあったようです。

杉が檜に劣っている点は、強度に多少のばらつきがあることです。

そのため土台などにはあまり使われません。

一方見た目では、やわらかく落ち着いた肌をしているので、内装材として特に好まれて使われています。

檜は白く清潔感がありますが、多少冷たい印象を与えるので、内装として杉を好む方も多くいらっしゃいます。

大井川流域には檜も杉もたっぷりとあります。

この大いなる地域の恵みを存分に活用して、地域に根ざした家づくりをすることが住む人にとって最上であると弊社は確信しています。

 

弊社は自然素材にこだわります

 

天然系の防蟻処理、内部棚の塗装以外には、なるべく化学薬品を使用せず自然素材住宅を実現しています。

これには、地産地消、地元でのびのびとまっすぐ育った木を出来る限り自然のままの状態で使っているからこそ可能になります。

人が家族と長い年月を過ごす住宅は、肌に馴染む、その住む土地で育った木を使用する「地産地消」という考え方は非常に理にかなっていると考えます。

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