静岡県・島田市・藤枝市の新築・リフォームの工務店「提坂工務店」

 

 

リフォーム工事真っ只中の

島田市S様邸

 

 

塗装屋の清水さんが

何やら建具をぬりぬり…

 

 

え？！

 

 

指定の色と違うけど？！

 

 

まだらだし！！

 

 

大丈夫？！

 

 

 

 

実はこれ、サビ止めのための

下塗りなんです。

 

S様邸の扉は鉄製のため

サビ止めをせずに

そのまま塗装すると、、、

 

 

サビます。

 

 

鉄が錆びる時ってどんな原因が

あると思いますか？

 

 

イメージとしては水がかかったりしてサビる

そんな感じですよね

 

 

となると、別にドアって水に濡れる場所じゃないから

わざわざサビ止め塗る必要なくない？

と思われるのかもしれないのですが

 

 

直接的に水がかからなくても

水が付く場合があります

 

 

それは『結露』です

 

結露は空気中の水蒸気が溢れて

水として発生する現象

 

 

昔、飽和水蒸気量って言葉を

学校で習ったこと覚えていますか？

 

 

ナカダは覚えていませんでした。

もしかしたら義務教育では

必修でないのかもしれません。

 

 

空気は温度によって

含むことのできる水蒸気の量が異なり

 

 

暖かい空気ほど

多くの水蒸気を含むことができます

 

 

暖かい水蒸気をいっぱい含んだ空気が冷やされ

「飽和水蒸気量」を超えると余計な水蒸気が

水に代わります。

 

 

これが結露が発生する仕組みです。

 

 

そっか！だから冬場の窓に結露がつくのは

あたたかい部屋の空気が窓辺の冷気に冷やされた結果

水蒸気が水となって発生したんですね

 

 

だから結露を発生させないためにも

窓の断熱性能はとても大切なんですよ

という事が頻繁に言われているわけです

 

 

ここで話を戻しましょう

 

 

S様邸は鉄骨造のためお家全体の

気密性はもともと高いです。

 

 

しかし、現代の窓に比べると

やはり昔の窓は熱を通しやすい…

 

 

つまり外部からの熱の出入りにより

それぞれの部屋の温度差がまばらに出やすい

という特徴がありました。

 

 

廊下の勝手口から冷気が入りやすいのです。

 

 

さっきの話じゃないですが

冬は寒いので寝室で暖房をいれます。

部屋自体は暖房で温かくなるのですが

外部からの熱の出入りが大きい廊下は寒いので

寝室と廊下の間に温度差が生まれます。

 

 

するとどうでしょう

その２つの空間をはさむ鉄製のドア

 

 

ここに先ほどの結露が

発生してくる可能性があるのです

 

ね？サビ止め大切でしょ

 

サビ止めのほかにもメインの塗装が

付きやすいようにするための下塗りの効果もあるのですが

 

 

ちょっと結露メインに話をしてみました。

 

 

実際にリフォームをする時は

何を優先順位としておくか

これがとても大切です。

 

 

古い・汚い・ボロボロを変えて

毎日の気分を上げるようにするのが

主な目的か

 

 

熱い・寒い・住みづらい

などの不満を解消して

性能的に改善するのが主な目的か

 

 

そりゃあ全部やれれば一番ですが

予算の問題もあります。

 

 

何を優先すべきか

家族ともリフォームをお願いする会社さんとも

よく話して決めてくださいね

 

 

良い感じの色になりました！

壁紙もこのあと変える予定です！

 

 

それではまた明日！

 

 

なかだ